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親切高VSビクトリーズ

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 現在ここは遠前町にある、ちょっと小高い丘の上にある野球場。
そこに俺達、親切高校野球部はやって来ていた。目的としては練習試合に来たのだが・・・明らかに相手のチームは、野球できそうに見えない。う〜ん。どうしてこんな事になったのだろうか・・・




         回想中





 ちょっと過去の一週間あたり前。親切高校が甲子園優勝して大体四日後あたり、俺達は、監督から重大な発表があると聞き、部室に集合していた。そして監督からこう告げられた。
「俺の尊敬する人が監督を務める社会人の強豪チームと練習試合をしてもらう事にした。」
唖然としている俺達に、日付と時間を早口で言い終えた監督は、さらに、こう付け加えた。
「当日なんだが、俺はどーしても外せない用事があって行くことができない。そこで、采配はキャプテンの五十嵐に頼む。」
そういって監督は颯爽と帰っていった。・・・マジですか。





     現在に戻る




「おいおい、何なんだよあのチーム。」

越後の声で我に返る。そして、改めて相手チームを見てみる。確か、ブギウギビクトリーズだったかな、つーか名前も変なら、選手も変だな。まともな人もいるが、何かぶつぶつ言いながら投げ込んでるピッチャーや、センスの悪い服を着た風来坊、精神統一してる変な外野手、地上で泳ぐピッチャー、パソコンばっかりいじってるピッチャー、他にもコックさん、変な詐欺師みたいなやつ、侍もいるし。極め付けにはカニがいる。

「場所間違えたんじゃないっすか?」

疋田の言葉通りなら良かったが、残念だが場所も時間もあっている。
そんな奇々怪々なチームを呆然と見ていると一人の女の人がやってきた。まさかこの人が監督?そりゃ無いか。

「えーっと君たちが相手の高校生?あたしは代行監督の広川よろしくね。」

前言撤回、ここにいた。でもまぁ、挨拶しないわけにもいかないのでしておこう。ん?待てよ、代行監督?じゃあ本物の監督は?

「おーよくぞ聞いてくれた!えーっとオヤキリ高校部員!実は監督が蒸発しちゃって・・・」
「オイ武美!あんまりからかってんじゃねーよ。それに、親切高校だ。」
「えっ!そうだったの、ゴメンゴメン。」
「ったく、まぁこんな奴だが代行監督は本当だ。ちなみに俺は副キャプテンの権田だ、よろしく。」

そういって権田さんは女代行監督をベンチへ戻させた。つーかあなたがやった方がいいと思うのですが。

「そんなこと言われても、キャプテンはあの風来坊だからな。じゃあ練習してくれ。」

そう言って権田さんもベンチへ戻っていった。・・・マジかよ。

お言葉に甘えて練習を始めたが、今までにないぐらい集中できない練習だった。ベンチでカレーなんか喰うなよ!皆、朝喰ってないんだから。




そして、試合が始まった。


ちなみに、うちのオーダーはこうだ。

一番 ライト 真薄 二番 レフト 宇多 三番 セカンド 官取 四番 サード 岩田
五番 センター 越後 六番 ファースト 五十嵐(俺) 七番 キャッチャー 山際
八番 ショート 杉下 九番 ピッチャー 荷田 控え 疋田 田島 浜 直井 高木

さっき届いた相手のオーダー

一番 ショート ピエロ 二番 センター 寺門 三番 キャッチャー 権田さん 
四番 ファースト ムシャ 五番 レフト 城田 六番 サード カニ 七番 セカンド 白
八番 ライト 風来坊 九番 ピッチャー 木川 控え 安岡 山下 藤本 水間 電視

勝てる気がしてきた



さて プレーボール





一回の表 親切高校の攻撃
真薄 ヒット すぐに盗塁 宇多 ツーベース 官取 ヒット 岩田 ホームラン 越後 ヒット
俺 ヒット 山際 犠牲フライ 杉下 内野安打 荷田 ツーベース・・・・・・・・・・

ってな感じで、十五点とってなおも、1アウト。三度目の山際の打席、ちなみにピッチャーは三人目の安岡になっている。水間 電視 とか言うのが出てきたが、粉砕した。

「なぁ荷田君。」
「なんでやんすか。」
「あのちっちゃい子荷田君に似てるよ。」
「知らないでやんす!」

ベンチでは、こんな会話ばかりしている。皆、余裕なんだろう。試合前はどうなるかと思ったが、
全然弱いじゃないか。心配して損した。


そしてこの回二十点を取ってようやくチェンジ。

しかし


この裏


事件が始まった・・・




一回の裏ビクトリーズの攻撃
無死満塁 

「荷田君どうしたんだ、本気で投げればいいのに。」
「やれやれだぜ。」
「違うでやんす!かなり本気でやんす!なのにあいつらボカボカ打ってくるでやんす!」
「それは、荷田先輩が弱いからじゃ・・・」
「そんなことないでやんす!コントロールは良いでやんすし、変化球も良いでやんす!」
「はいはいわかった。じゃあしっかり抑えて頂戴。」
「わかってるでやんす!」

以上、マウンド上での会話。でも、荷・・・変換めんどくさいからニダでいいや。ニダは結局ホームランを打たれ降板。哀れニダ君。
以下はダイジェストでお送りします。

二番手 高木 八失点

三番手 疋田 六失点

四番手 直井 五失点

計 二十三失点

二回の表 

親切高校 追加点 三十五点  負傷者 杉下 真薄 両者デッドボール ニダ ファールチップ

その裏

ビクトリーズ 追加点 三十三点 負傷者 城田 白 青島 三者デッドボール

三回のおm・・・・・・書くのがだるいので省略。




五回終わって 七十三対七十三 
親切高校 真薄 官取 岩田 杉下 ニダ 直井 高木 島袋 負傷退場

ビクトリーズ 城田 白 青島 ムシャ 並木 安岡 木川 山下 負傷退場







どうなってんだこれ?
六回の表 権田さんにちょっとタイムを願い出て現在タイム中。
うちの チームは八人負傷 相手だって八人負傷。

これは、野球なのか?

すべてが変わったのは、ピッチャーが風来坊になってから。アイツが、疋田の速球をかなり上回る速球で、デッドボールを連発してきたからだ。喰らった奴は再起不能。まさに殺人ボール。
そのため、こっちも負けじと田島の殺人ボールで対抗、こんな事になってしまった。

結局このタイムも、何の対策もないまま終わってしまった。



そして


この回の最初のバッター山際 


あえなく風来坊の球を喰らった。


俺らは目を閉じた。


山際はバット片手に風木に突っ込む。イライラしてたんだろう。


とめようとする相手チーム。


いつしか俺らも動ける面々、バット持って走り出していた。


そしたら、相手もバット持って出てきた。





そして俺らは、大人相手に戦った。   もはや野球なんてあったもんじゃない








戦いが始まってから、小一時間。両軍相当な負傷者を出したに違いない。こっちはもう越後と田島と浜と俺しか生き残ってはいなかった。まさか、オリックスの番長が出てくるとは・・・

「なぁ、俺達何しに来たんだっけ?」
「野球だよ。」
「おい田島、あと何球ある?」
「・・・三球」
「おい浜、後使えるバットは?」
「・・・もう無いぞ。」
                      














「逃げるか。」

「「「「賛成」」」」



ドカッ


バキッ


ボコッ






その後病院の病室で目覚めた俺達は、見舞いに来た監督を痛めつけた。何故だろう、すごくイライラしたからだ。




これまた後日聞いた話、あの、試合?をしている最中、監督は相手チームの監督と酒を飲んでいたらしい。監督 もう一回痛めつけてあげよう。


 よくわからない 終わり