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「ヤクモ、ちょっといいかしら?」

 

 宿場の自室でリヴォルバーの点検をしていると、控えめなノックと共にトウコが入ってきた。その腕に抱きかかえられている子犬に目を丸くしていると、少女が微笑みながら問いかけてくる。

 

「どう、かわいいでしょう?」

「ああ……それはそうと、どうしたの?」

「さっき、広場でみつけたの。かわいそうに、捨てられてたのよ」

 

 慈しむようにトウコが頭を撫でると、子犬はくすぐったさそうに目を細める。トウコは嬉しそうに小さく笑い声を零すと、ヤクモの顔を見上げ相手の賛同を疑わぬ声色で訊ねた。

 

「ね、ヤクモ。飼ってもいいでしょう?」

「まあ、そうくるのは分かってたけど……ダメだ、その犬は飼えない」

「えっ!? どっ、どうして? 世話なら、わたしが――」

 

 まさに信じられない、といった様子で愕然とした表情になるトウコ。ヤクモは分解したままのリヴォルバーをテーブルの上に置くと、子犬の頭に手を伸ばしながら難しげに眉根を寄せた。

 

「安住できる家があれば、飼ってあげたいんだけどな」

「ディッガーの中じゃダメなの?」

「動物を飼うには狭すぎる。それに、揺れるからかなりストレスも溜まる。その子にとって……俺たちが飼うのは、あまりよくないんじゃないかな」

「そんな……でも、それなら――」

 

 何かに縋るように目線を彷徨わせながら、トウコは弱々しい声を出す。ヤクモは椅子から離れしゃがみ込みトウコと目線を同じ高さにすると、ポンと優しく艶かかな金髪に手を置いた。

 

「里親を探しに行こうぜ、トウコさん。俺も手伝うからさ」

 

 髪を梳きながら諭すように話しかける――少女は残念そうな顔のまま、だがこくりと小さく頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「優しそうな人でよかったね、トウコさん」

 

 しばらくして、なんとか里親を見つけ部屋に帰ってきたヤクモが少女へと振り返る。引渡しの直後は見ていて痛々しいほど気落ちしていたトウコだったが、だいぶ気持ちの整理もついたのか、今では僅かに残念そうに眉を曇らす程度になっていた。

 

「そうね。あの子もうれしそうだったし……これでよかったのかもしれないわね」

「会いたくなったら言ってくれればいい。その時は一緒に行こう」

「ホント? ありがとう、ヤクモ」

 

 ぱぁっと音が聞こえそうな笑顔の華が咲く。やれやれ、一件落着か――と思った矢先、少女が小さくあ、と呟き、身に着けていたローブから綺麗な装飾の施された首輪を取り出した。思わず、眉根に皺が寄る。

 

「……どしたの、それ」

「わすれてたわ……用意してたの。まさか、こうなるなんて思ってなかったから」

「どこで用意したんだ……まあともかく、うっかり渡しそびれちゃったと」

「どうしようかしら――そうね。ヤクモ、ちょっとしゃがんでちょうだい」

 

 思案を巡らしていたトウコ、名案を思いついたとばかりに下唇に当てていた人差し指をピンと立てる。言われたとおりに膝を屈めると、少女はいそいそと手に持っていた首輪をヤクモの首に取り付けた。思いがけぬ行動に身動きがとれず、少女の成すがままになる。

 

「ふふ。にあってるわよ、ヤクモ」

「――は?」

 

 目の前で、屈託無く微笑む少女。ちょっとした悪戯心か、はたまた本気か。どちらにしても、まとわりつくような違和感で首の辺りが酷くむずかゆい。チック症の如く頬を盛大に引き攣らせながら首輪に手を伸ばすと、即座にトウコから鋭い声が上がる。

 

「ダメよ、せっかくだからもう少ししてなさい」

「何が『せっかく』なのか全然分かんないんだけど……」

「ほら、ヤクモ。お手!」

 

 手を差し出しながら少女が呼号する。もちろん呼びかけに応じず首輪を外すこともできたが、まあそれで満足するなら、と前向きに考え直すと、ヤクモは言われるがままに手をポンとトウコの小さな手の平に乗せた。傍から見れば非常に滑稽な光景だろうと思うと、酷く情けない気分になる。

 

「よくできたわね、えらいわ」

 

 摩るように頭を撫でられる――相手は子供なんだからと、湧き上がってくる忸怩とも癪ともつかぬ感情をぐっと堪える。

 

「じゃあ次はふせなさい。できるわね?」

 

 指をつきつけ命令するトウコ。ヤクモは渋々地面に両手と両膝をつくと、体全体をべったりと寝かすように伏せた。頭の上から、玉を転がすような歓声があがる。

 

「ヤクモったら、本当の犬みたいね」

 

 耐えろ、耐えるんだ――何度も自分に言い聞かす。

 

「いいわ、よくできました。ごほうびをあげるわ」

 

 まだ続くのか――全身にのしかかってくるような精神的な疲労を感じながらヤクモが首をあげると、少女の手の上に何かが乗っているのが見えた。

 

「――それは?」

「パンの耳よ。ああ、手を使っちゃダメよ? ちゃんと犬らしく、口だけで食べなさい」

 

 ――こっ、このガキィ……。

 心の内でこっそりと溜息を吐く。いくらなんでも、大人を嘗め過ぎだ。少しお灸を据えた方がいいかもしれない。ヤクモは密かに決意を固めると、表面上は何事も無かったかのようにトウコの手の平へと首を伸ばし、パサパサとした食感のパンの耳を食んだ。

 全て食べ終わったところで、さらに舌を伸ばし残り糟をざらりと舐め取り始めた。少女、小さく悲鳴を上げる。

 

「ひゃっ! や、ヤクモっ!?」

「この方が犬っぽいだろ?」

「そ、それはそうだけど――く、くすぐったいわっ」

 

 悲鳴を無視し、糟など付いていない指の先まで丁寧に舐め取ってゆく。トウコの顔が羞恥で真っ赤になっているのを確認すると、ヤクモは唐突に腰を浮かし少女の唇へと吸い付いた。

 

「んっ!? んんっ、ふぅっ……!」

 

 あまりにも突然のことで目を白黒させているトウコを余所に、舌を口内へと侵入させてゆく。

 

「んっ……んんぅっ……んん……」

 

 離れようとする後頭部をグイと引き寄せると、躊躇うように引っ込められた少女の舌を己の舌と絡ませお互いの唾液を交換する。薄く目を開くと、目の端に涙を溜めた少女の顔が大写しになった。嗜虐心をそそられたヤクモは、さらに激しく柔らかな唇へとむしゃぶりついた。

 

「んんっ!? ふぅっ、ん……はぁっ……あ……」

 

 ゆっくりと唇を離す。すっかり力が抜けてしまったのか、トロンとした表情のままのトウコを抱きかかえると、ベッドへと横たえさせる。そしてその上に覆いかぶさるように四つん這いになった。

 

「ぁ……ヤクモ、どうして……」

「いや、『せっかく』だからさ。じゃれついてみようかなって」

「じゃ、じゃれつくって、そんな――ひゃああっ」

 

 形の良い耳を咥え込む。起伏をなぞるように舌を這わす。トウコはぞくぞくと震え悶えていた。

 

「ふぁああっ……ヤクモぉ、みみっ、耳はぁ……」

「じゃ、耳以外にするよ」

「え……んんっ……はぁ……」

 

 耳から口を離すと、頬から喉、そして鎖骨と順番に舌を這わせてゆく。だがそこから先は赤いワンピースに覆われていた。

 

「念の為に聞くけど、このワンピースは破いちゃダメだよね?」

「はぁ、はぁっ……あ、あたりまえよ……」

「そっか。なら、犬は手は使えないし仕方ないよな」

「え? 何を――ぁんっ!」

 

 ワンピースの上からまっ平らな胸を舐めあげる。まだ幼さの残る、だが艶かしい嬌声が響いた。

 舌を這わせ、小さな突起を探す。下着をしていないのか、それはすぐに見つけることができた。

 

「あっ……あぅぅ、んっ……」

 

 何度も丹念に乳首を刺激し続ける。舌の先で、徐々にその部分が硬くなってきているのを感じた。

 

「やれやれ、犬に舐められて感じちゃうなんて、トウコさんはえっちな子だな」

「やぁぁ……わた、しは……え、えっちなんかじゃ……あぁんっ!」

 

 硬い突起を甘噛みする。びくりと全身を波打たせるトウコ、小さな指でシーツを掴んでいた。その反応を楽しむように、今度は服の上から乳首に吸い付く。

 

「ああっ、はぅぅ、んあ……んっ」

「ん……そろそろいいかな」

 

 トウコの胸元から口を離す。その部分だけがぬらぬらと光る様は、頬を上気させ荒い呼吸をする姿と相まってとても扇情的に見えた。ヤクモは数歩分後ろに下がると、今度はワンピースの中へと侵入してゆく。

 目の前にある秘部を覆う白い布は、少女の淫液でぐしょぐしょになっていた。

 

「え? やっ、ヤクモ、ダメ――」

 

 慌てた声と共に少女の腕が頭を押さえ、これ以上の侵入を妨げようとする。

 ヤクモは横を向くと、顔のすぐ傍にあった健康的な太ももを舌でつつ、と舐めた。

 

「ひぅっ」

「こんなに濡らして、何がダメなんだか。ホントにトウコさんはえっちだな」

「そっ、そんなこと……」

「さてと……まあ、こいつを脱がすのくらいは別にいいか」

 

 パンティを手で引き剥がすと、何も生えていない綺麗な割れ目が露わになった。しとどに濡れそぼった秘部へと、ヤクモは口をつける。

 

「ああっ、あああんっ、やぁっ」

 

 途端に、左右から少女の太ももが強く締め付けてくる。逆効果だ、これでは引くこともできないというのに――少々の息苦しさを感じながら、ヤクモは溢れる愛液を舌で掬い取ってゆく。

 

「ひぅ、ぅうう、んんっ、いやぁ……」

 

 舌を這わす度、ブルブルと少女の体が震える。恥ずかしそうなトウコの声が聞きたくて、ヤクモはわざとぴちゃぴちゃと音が鳴るように舌を動かした。

 

「やっ、ダメぇ……そんなっ、ああっ、ヤクモぉ……んっ、ふぅっ、はああっ……」

 

 嬌声はどんどん大きさを増してゆく。そろそろか――舌を膣内へと忍ばせた。左右のヒダを掻き分け、奥へ奥へと差し込んでは引き抜く。

 

「ああっ、ぁぁぁあ……そっ、んな、はぁっ……あっ、やぁっ、あああっ、ぁぁああああああっ……!」

 

 太ももによる圧迫が解け、トウコの背中が大きく仰け反る。ヤクモがワンピースの中から顔を出すと、虚ろな瞳で口元から涎をこぼし、ビクッ、ビクッと時折体を震わせる少女のあられもない姿が見えた。

 まあ、大体こんなもんか――顔に付いた愛液を掬い取りながら、一息つく。お仕置きは終わった。本来ならば目的も達成され、ここで悪戯も終えるはずだった、が。

 

「そりゃまあ、こうなるよな……」

 

 さんざ艶かしい声を聞かされたせいか、股間の怒張ははち切れんばかりに存在を主張している。このままでは健康にもよくない――とすれば、とる手段は一つだった。

 巻かれた首輪を外し、ぐったりしたままのトウコへと近付く。ぼんやりとこちらを見た少女に意味深な微笑みを返しながら、ヤクモはトウコの細い首に輪を取り付けた。

 

「ヤクモ……これは?」

「配役チェンジ。今度はトウコさんが犬の番で」

「え……わたしが、いぬ……?」

「うん。つーわけで、四つん這いになってみて」

「よつんばい……ね」

 

 まだ頭がぼんやりしているのか、トウコは特に疑問も持たずに言われたとおりの姿になる。ぽたぽたと股の間から垂れる愛液が、一層この格好の卑猥さを引き立てていた。

 

「うん、いい感じ。じゃあトウコさん、力抜いてて」

「え……?」

 

 ジッパーから己の一物を出すと、シーツに零れた愛液を手で掬い馴染ませる。そして少女の後ろに立ちワンピースを捲ると、すっかり準備のできている秘所へとあてがう。

 

「ひゃ……ヤクモ?」

「いくぜ、トウコさん――」

「や……ああっ、ふぁぁぁああっ……!」

 

 少女が体を震わせる――同じように、背筋が震えるのを感じた。先っぽだけだというのに、脳髄が痺れるほど締め付けがキツい。ヤクモはトウコの華奢な腰を掴むと、ゆっくりと一物を幼い蜜壷へと沈み込ませていった。

 

「ふぁああっ、あっ、あっ、やぁあっ」

「うぁ……すげぇな、やっぱ」

「ああ、はぁっ、おっ、おなかの中にぃっ……」

「つーか、キツすぎだろ……長くは持たねぇな」

「ね、ねぇ、ヤクモぉ」

 

 しばらくは口をだらしなく開けたまま硬直していたトウコだったが、ヤクモが剛直を全て埋めたところで止まっていると、切なげな顔を振り向かせた。

 

「ん、どうかした?」

「そっ、その……なにもしない、の?」

 

 涙に濡れた目――何かを期待する目。ヤクモはその意図を察すると、にやりと口の端を持ち上げた。

 

「何をして欲しいのか、言ってみなよ」

「えっ!? そ、それは……」

「ほらほら。言わないなら抜いちゃうよ?」

 

 ずるりと、一物を引き抜いてゆく。少女の背、びくりと跳ねた。

 

「ああああっ! ダメ、ダメぇ、ヤクモぉ……」

「子供じゃないんだから、ちゃんと言えるでしょ? ほら、どうして欲しいか言ってみなって」

「うぅ……その……ヤク、モの……を……」

「俺の――?」

「うぅぅぅ……いじわる、だわ……」

 

 首を振るトウコ――だが、ヤクモに動く様子はさっぱりない。仕方なく、数回深呼吸をすると、目をきゅっと瞑りながら口を開いた。

 

「やっ、ヤクモの……ヤクモのかたいので、かきまぜてちょうだいっ」

「上出来。それじゃ、お望み通り」

 

 ヤクモも待ちきれなかったのか――先程よりも早く、奥まで差し込んでゆく。トウコの声が弾んだ。

 

「ああっ、あっ、はぁっ、はぅっ、すごい、すごいぃ」

「ホントにな……えっちな子だよな、トウコさんは」

「んっ、んん、そんな、そんなぁっ……わたし、はっ」

「またまた。首輪つけられて喜んじゃってんでしょ? とんだレディもいたもんだよな、まったく」

「ち、ちがっ……やぁぁ……」

 

 言葉で嬲る度、僅かだが締め付けが増すような気がした。もっと確かめたかったが、込み上げてくる射精感は止められそうに無い。

 律動を早めた。剛直を押し込んでは引き戻す――鼓膜を突く水音と肉を弾く音が頭をぼんやりさせてゆく。

 

「ああっ、はぁっ、ヤクモぉ、ヤクモぉ……」

「そろそろ、限界っ……出すぞ、トウコさんっ」

「ふぇ、ああ、はぁっ、んっ……やぁっ、ああぁぁぁああああっ……!」

 

 少女の体が一際大きく震える。締め付けが最高潮に達した瞬間、ヤクモは精を放った。

 

「ぃやぁ……ぁつい……中にぃ……いっぱい……」

「はぁっ、はぁっ……ゴメンな、外に出す暇も無かった……」

 

 全てを吐き出したところで一物を引き抜くと、少女の横にごろりと転がる。トウコも力が抜けたのか、そのまま崩れるようにうつ伏せになった。

 

「ひどいわ、ヤクモ……ここまでするなんて」

「いや、なんだ……首輪のせいってことで」

「そんなわけないでしょう、まったく……こんなことになるなら、出さなきゃよかったわ」

「そう? 俺は嬉しいけどな、結果的にこうなって。トウコさんは嫌だった?」

「もう……イヤなわけないでしょ」

 

 そう言って――トウコはヤクモの頬にキスをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 エロゲーのシナリオライターは自分が興奮できるシナリオ、というものを要求されるそうですが。

 今回のSS執筆中、なんとなくその片鱗を垣間見たような気がします。マジでお嬢可愛すぎる。

 ライターとしてのレベルアップを感じると共に人間としてはもうだめぽ。

 

 なんといっても今回のツッコミどころはこの超展開でしょう。

 犬、まったく関係ないじゃん! 出てくる必要ほとんど皆無じゃん!

 ストーリーを重視しないでただエロ書きたいなー、なんて思ってるとこうなる。注意せねば。

 というかエロシーンでもツッコミどころがあるのですがそこはスルーライフで。

 あと今回もシンクロが酷い。このムカつく喋り方はまさに僕だ。注意せねば。

 

 お嬢イジメは書いててとても楽しいです。今回は巧く逃げられましたがいずれ8の方でまた!

 あと逆にお嬢の逆襲的な話も書いてみたい。僕のMサイドが強く表れたときに挑戦してみようと思う。

 それに9裏で兄さんとの絡みも書きたいし……なんでエロばっかなんだろう死にたい。