3 「ゴミが一人消えたか。クククク・・・・・」 周りはすっかり怯えていた。 いや――――――何人かは憤りを露わにしている。知り合い、か? 「さて・・・・説明を続けようか・・・。 君たちにはこの島の中で殺し合いをしてもらう。 最後の一人になるまで――――と言いたいがな、 君たちの中には親子や兄弟、友人がいることだろう・・・ 特別に、二人、生き残らせてやる」 二人・・・?なぜだ?余興なんだったら最後の一人までやらせればいいはずだ。 「武器と1日分の食料と水はこちらから支給する。 中にはハズレ武器もあるがな・・・・クククク・・・・ ・・・・ああ、そうだ。 君たちの体内には爆弾が埋め込んである。どこにあるかは人それぞれだがな」 ――――!爆弾だと・・・?体内に・・・? 「逃げだそうとしたり、我らに刃向かおうとしてみろ? 君たちの身体は汚い肉塊へと変わる。・・・というわけだ」 脱走も禁止。純粋に殺し合えということか・・・。 「これから10人ずつのグループで・・・ ―――おっと、一つは9人か・・・・ トラックに乗ってもらい、それぞれのスタート地点に移動してもらう。 2分おきにスタートだ。最初の方のヤツは待ち伏せをしてもいいぞ・・・? ただし、最後のヤツがスタートしてから五分間までは殺しは禁止だ。 待ち伏せで全員死亡じゃつまらんからなあ・・・・ククク・・・・」 どっちにしろ初めにスタートしたヤツは有利だな。追跡が出来る・・・。 「さて、大まかなルールはこんなところか・・・。 最後に、49人の戦士を公表しよう。 知り合いがいるかもしれんぞ・・・ハハハハハハ・・・・・」 こうして、生き残りをかけたゲームが始まった。 生き残れる枠は二人。あまりにも・・・少なすぎる。 俺は・・・殺せるのか?生き抜くことが出来るのか・・・? ――――分からない。だが、俺が死んでも、守らなければならない人がいる。 進藤明日香。俺の幼なじみ・・・。 病弱なのに、いつも明るく笑っていた・・・・ アイツだけは、こんなゲームでは死なせない。俺が、守る。 そして、出発を告げる呼び声が聞こえた。 【37 パワプロ 20明日香の捜索を開始】 【残り49人】