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―――なんだろうな、この感覚は・・・・。

―――宙に浮いているような、フワフワした・・・・。

―――どこにも光がないようにも、周りが全て明るいような気もする・・・。

―――・・・?亀田君と戦った傷がない・・・。

―――・・・・・。そうか・・・。

―――俺は、死んだのかもしれないな・・・。

―――そういえば、俺が死ぬのは・・・・二回目、か・・・・。

―――前の時の感覚なんて・・・・もう、覚えてないよな・・・。

―――・・・・・・。




―――ネロ・・・・。

―――俺、守れたのかな・・・?

―――一人でも、守って生きていたのかな・・・?

―――・・・・・・。

―――・・・あっちで、また・・・野球でも、しような・・・。



―――平山・・・・。

―――お前は、弱い奴だけど・・・・・。

―――仲間といれば、きっと強くなれるはずだ・・・・。

―――・・・・妹のためにも・・・・死ぬなよ・・・・。



―――三鷹・・・・。

―――お前には、いつも・・・からかわれてきた気がするな・・・。

―――・・・・この島で、誰かに助けを求める女の子がいるはずだ・・・・。

―――・・・・お前は、そんな女の子達を・・・・救ってやってくれ・・・・。



―――村上・・・・。

―――お前は・・・・強い漢だ・・・・。

―――・・・・こんな戦いは、楽勝だろう・・・?

―――お前は・・・みんなの盾になって・・・犠牲者を・・・減らしてくれ・・・。



―――水原・・・・。

―――頭のいいお前だったら・・・分かるよな・・・?

―――こんな事を、やめさせる方法も・・・・。

―――・・・・バイオリン・・・また・・・聞きたかったな・・・・。



―――外藤さん・・・・。

―――・・・・外藤さんは・・・いつも俺達を見てましたよね・・・・。

―――これからも・・・みんなを・・・見守っていて下さい・・・・。

―――・・・・またいつか・・・・酒でも・・・・飲みましょう・・・・。



―――たかゆき・・・・。

―――お前は・・・・ロボットなのにな・・・・。

―――ヒトどうしの・・・醜い出来事に・・・・巻き込まれちゃったな・・・。

―――・・・・生まれ変わるんだったら、サイボーグか・・・?



―――服部・・・・。

―――ゴメン、まだ・・・・本・・・・読んでないや・・・・。

―――・・・・あっちの世界でも、くだらない教えでも説いてるのか・・・?

―――・・・・・暇があったら・・・・聞いてやるよ・・・・。



―――鋼・・・・。

―――・・・・・これで・・・・練習は・・・・しなくてもいいよな・・・・?

―――お前は・・・・強いし・・・・統率力もある・・・・。

―――・・・・反乱軍を・・・・率いて・・・・戦ってくれ・・・・。



―――智美・・・・。

―――今・・・どこにいるんだ・・・・?

―――亀田君の話を・・・・聞いたよ・・・・。

―――・・・・俺・・・鈍感だから・・・・気付かなくて・・・・。

―――・・・・・ゴメン・・・。

―――・・・・でも・・・・。

―――・・・・もっと・・・普通の生き方を・・・・してもいいと思うよ・・・。

―――普通の・・・一人の・・・・女として・・・・。



―――ヒナコちゃん・・・・。

―――大晦日・・・・明日だね・・・・。

―――・・・・ゴメン・・・・約束・・・・守れそうにない・・・・・。

―――キミは・・・今まで・・・・辛い思いをたくさんしてきたはずだ・・・・。

―――・・・・我慢なんて・・・・しなくていいんだ・・・・。

―――・・・・キミは・・・・十分・・・・我慢してきた・・・。

―――・・・・・幸せになる・・・・権利があるから・・・・。

―――・・・・また・・・・いつか・・・・。


―――亀田君・・・・。

―――・・・・俺は・・・・・。

―――・・・・君には・・・何と言っていいか・・・・。

―――でも・・・君からは・・・言いたいことは・・・沢山あるだろう・・・?

―――・・・・・もうすぐ・・・・追いつく・・・・。

―――・・・・・すぐ会おう・・・・親友・・・・・。






「・・・・・くん、パワプロくん!」

誰かが泣いている。

顔に、涙が落ちてくる。

「・・・・・ぁ・・・す・・・・か・・・・・」

声が出る。

「・・・・パワプロくん、なんだよね・・・?
 ・・・・生きてたんだよね・・・?」

「・・・・・ああ・・・・。
 ・・・亀田君の・・・・お陰で・・・・・また・・・会えたな・・・・」

「・・・・・私、あの時より大分良くなったの・・・・。
 少しぐらいなら、走っても大丈夫なの・・・!」

「・・・・よか・・・・った・・・・な・・・・」

声がでなくなってくる。

「・・・パワプロ・・・・くん・・・・?」

「・・・・ハハハ・・・・・。
 だん・・・・だん・・・・・ねむく・・・・・」

「イヤッ・・・!ダメッ・・・・!
 せっかく・・・・せっかく、また会えたのに・・・・!」

「・・・・あ・・・す・・・か・・・・」

「・・・・・お願い・・・・・・。
 死なないで・・・・・」

「・・・・・・み・・・て・・・・る」


「え・・・?」

「・・・・いつも・・・・・・みてるから・・・・・・」

「あ・・・・・」

「だから・・・・・あんしん・・・・・して・・・・」

瞼が、下がってくる。

「・・・・・いきて・・・・・くれ・・・・」

意識が、飛んだ。



包み込まれる。

何か暖かいものに。

俺は、目を閉じた。

【37 パワプロ 死亡】
【残り32人】