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洞窟中に響く爆音。

土煙と岩の欠片が洞窟の外にも襲いかかってくる。

(洞窟の中なんかでやったら死んでたな・・・)

「・・・・・いくぞオォォォッッッッッ!!」

鋼が走り出す。

それに続き、バオ、ボボ、ドミオ、堤、マスクと続く。

「アニキ、行きましょう!」

「・・・・オウッ!」

土煙漂う洞窟内に、走り出した。



(・・・・・これは・・・・)

扉の向こうは、洞窟内とは思えないほどしっかりと造ってあった。

(壁も全てコンクリート固め、か。
 一体金をどれだけつぎ込んだんだ・・・?)

「まずは敵の装備を奪え!
 立ち止まったら終わりだ!」

鋼が叫ぶ。

一直線の廊下の所々に脇道がある。

「ッ・・・・!
 一番手前を曲がれ!遅れるな!」

角を曲がる。

そこにいたのは、大勢の黒服と柱の陰に隠れる鋼達。

「・・・クッ・・・。
 銃弾にひるむな!
 平山とドミオは攻撃しろッ!」

柱から鋼が出る。

「ウオオオオオオォォォォォォォッッッ!!」

ショットガンを、撃つ。

黒服は赤い花を咲かせ、倒れる。

しかし、すぐに次の黒服が来る。

敵の銃弾が、鋼の手をかすめる。

「痛ゥ・・・・クソッ!」

柱に隠れる。

(・・・・こっちの弾に比べ、敵が多すぎる・・・。
 このままじゃ数で押されて全滅・・・・・)

ロケット・ランチャーを構える。

しかし、野球マスクがそれを遮る。

「退け」

「弾には限度がある、それはあなたも理解しているでしょう?
 ・・・・今は、まだ使うときではないです」

「しかしッ・・・」

「奥野さん、それを投げて下さい!」

「・・え?あ、これかッ!」

地面に何か転がる。

「―――!目を閉じて耳を塞げ!」

目を閉じる。

直後。

―――瞼の裏に伝わってくる、強烈な光。

―――耳を塞いでいても響いてくる、ツーンとした音。

目を開ける。

鋼と野球マスクが「ついてこい」という合図をしている。

俺はジローの耳を塞ぐ手を外し、「行くぞ」と言う。

野球マスクが走り出す。

「お、おい!まだ仲間が・・・・!」

「・・・・・・ダメなんですよ!
 もうすぐ、スタンの効果が切れます!
 今立ち止まったら、敵に囲まれて死ぬんですよ?
 ・・・・私達が全滅したら、このゲームは続いちゃうんですよ!
 ・・・・これだけの犠牲で、島の人が救われるなら・・・・!」

「・・・・・グ・・・・・。
 先に行け、俺は・・・・こいつらを・・・・!」

その時、誰かに手を引かれる。

「ジロー!
 何をするんだ・・・・!
 お前まで、見捨てて行くつもりなのかッ!」

「・・・・仕方無いッスよ!
 ・・・・俺達は、先に進まなきゃいけないんですよ!
 その為にも、こんな所で死んだらダメなんですよ!
 俺は、アニキが何と言おうと連れていきます!」

「う・・・・・・・・・。
 ・・・・・クソォッ・・・・!」

俺もジローに続き、走り出す。



俺の後に続いたのは、堤と平山、ドミオだけだった。

ボボは―――人造人間からなのか、視覚が普通の人間より優れていた。

そのため、網膜に光が焼き付き目を開けることが出来なかった。

バオは―――目を閉じなかった。ただ転がったモノに興味があり、ずっと見ていようとした。

スタンは爆発し、その光と音により、バオは気絶した。



「ウラアッ!」

サングラスをかけていても多少は効いたのか、呆然と立っていた黒服を殴りつける。

「銃は奪っておいて下さい!
 ・・・・ハッ!」

野球マスクがハイキックを繰り出す。

(・・・・・すまない・・・・・)

もと来た道を一瞬見た後、鋼を追いかけた。

【24 立花 ボボ 34 バオ 死亡】
【残り30人】